ATOTO A5L 10.1インチを1ヶ月使ってわかったメリット・デメリット【レビュー】

ATOTOの10.1インチAndroidディスプレイオーディオ「A5L(A5LG211T)」を購入して、約1ヶ月ほど使ってみました。
結論から言うと、「大画面でYouTubeやNetflixを楽しみたいが、予算は抑えたい」という人にはかなり満足度の高い選択肢です。

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これまでの環境と不満点

それまでは、CarPlay対応のディスプレイオーディオにAI BOXを接続して使っていました。

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この組み合わせでもYouTubeなどは楽しめていたのですが、以下のような不満がありました。

  • 画面サイズが7インチで、小さく感じるようになってきた
  • タッチパネルが静電容量式ではなく、操作性がイマイチ
  • エンジン始動 → ディスプレイオーディオ起動 → AI BOX起動、と立ち上がりが遅い

こうしたモヤモヤが溜まってきたところで、ATOTO A5Lに乗り換えました。

ATOTO A5Lを選んだ理由とスペック概要

自分がA5Lに求めたこと

自分がA5Lに求めていたのは、だいたいこのあたりです。

  • YouTubeやNetflixなど動画配信サービスの視聴
  • SpotifyやYouTube Musicでの音楽再生
  • 基本はシングルタスク運用(動画を見るか音楽を聴くか)
  • ナビはiPhoneのGoogleマップを使うので、本体側のマップ性能は重視しない

ATOTO A5Lは、10.1インチの大画面とAndroidベースの柔軟さに対して価格が抑えめの「エントリーモデル」という位置づけの製品です。

公式スペック(ざっくり)

公式情報をざっくりまとめると、A5Lはこんな構成です。

  • OS:Androidベース(AICE UI 9系)
  • CPU:Cortex-A53系のクアッドコアプロセッサ
  • メモリ:2GB RAM
  • ストレージ:32GB
  • 画面:10.1インチ IPSタッチスクリーン、HD解像度(1280×720クラス)
  • CarPlay / Android Auto:有線・無線どちらにも対応
  • インターネット接続:Wi-Fiホットスポット、Bluetoothテザリング、USBテザリングに対応
  • オーディオ:内蔵DSPと24バンドEQ、内蔵アンプで4×45Wピーク出力

Google Playストアに対応していて、YouTube、Spotify、Netflixなどの定番アプリは普通にインストールして使えます。

1ヶ月使ってみた正直な感想

7インチ→10.1インチは想像以上のインパクト

7インチから10.1インチに変わると、体感は「ちょっと大きくなった」ではなく「別物」です。
動画を見た時の没入感もそうですが、運転中の視認性もかなり上がり、とても見やすくなりました。

画面はIPSパネルで視野角も広く、助手席から見ても色変化が少ない印象です。

週末のドライブで、後部座席の子供がYouTubeやアニメを見る際に、7インチ時代と比べて画面が見やすくなって車内で退屈しなくなりました。

起動がとにかく速い

エンジンをかけると、ほぼすぐにATOTO A5Lが使える状態になります。
以前のように「ディスプレイオーディオの起動を待って、そのあとAI BOXの起動を待つ」という二段構えではないので、体感のストレスはかなり減りました。

また、前回の再生内容をレジュームしてくれるので、通勤などで同じコンテンツを追いかけたいときにも便利です。

シングルタスク前提なら動作は概ね快適

自分の用途はほぼシングルタスクなので、その前提での動作感です。

  • YouTube:全体的にサクサク動作。再生・シークも特に不満なし
  • Disney+:高画質設定だとカクつくことがあり、画質を少し落とすと安定して視聴できました
  • Spotify:ここだけは正直「重い」です
  • アプリ起動〜ホーム表示まで約20秒ほどかかる
  • 再生開始後も曲送りのレスポンスがワンテンポ遅い

メモリが2GBということもあり、Spotifyのような比較的重いアプリでは「サクサク」とはいきません。
YouTubeなどの動画アプリは問題なく使えているので、「音楽系アプリをガンガン切り替える」という使い方だとストレスを感じるかもしれません。

テザリングはUSB接続一択だと思った理由

A5LはWi-Fi、Bluetooth、USBの3種類のテザリングに対応していますが、実際に使ってみてUSB接続が一番安定していると感じました。

Wi-Fiテザリングの微妙なところ

  • 圏外から復帰したあと、iPhone側で「設定 → インターネット共有」まで入り直さないとつながらないことがある
  • コントロールセンターからインターネット共有をオンにしようとしても、グレーアウトして選べないケースがある

iOSショートカットのオートメーションを組めば、ある程度自動化できますが、完全に「放っておける」感じではありません。

USBテザリングのメリット・デメリット

  • 電波が復帰したあと、自動でネットワークに再接続してくれる
  • 通信が安定していて、動画視聴でもストレスが少ない

一方で、自分の環境では「USB接続時の充電がかなり低速になる」という問題がありました。
具体的には、iPhone側でも「低速充電」と表示され、充電していてもほとんど増えない印象です。

そのため、実際の運用としては以下のように分けています。

  • 日常の短時間の運転:WiFiテザリング
  • 高速道路など圏外になることが想定される場合や長時間の運転:USBテザリング

通信の安定性を優先した結果、この形に落ち着きました。

気になった点・惜しいところ

  1. Spotifyが明らかに重い
    2GB RAMでもYouTube等は十分動きますが、Spotifyに関しては起動も操作もワンテンポ遅く、体感としては「常に待たされる」感じです。
    YouTubeやYouTube Musicではサクサク動く印象です。
  2. メモリ2GBの限界
    AI BOX側はメモリ4GBのモデルだったので、単純に比較するとレスポンスには差があります。
    重めのアプリを複数切り替えたい人や、マルチタスクでガンガン使いたい人には向きません。
  3. SIM非対応だったのは少し後悔
    自分はテザリング運用にしていますが、やはり本体にSIMを挿してしまえるモデルのほうがラクだったなと感じています。
    「車に乗った瞬間、何も考えずにネットにつながっている」という快適さは、テザリングではどうしても一歩劣ります。
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予算があるならS8も検討したい理由

ATOTOの上位モデルとしてはS8シリーズがあります。
ざっくり比較すると、S8は以下のような強化が入った「ワンランク上」のモデルです。

  • メモリが3GB以上の構成があり、A5Lより余裕がある
  • CPUもより高性能なものが使われており、全体のレスポンスが良い
  • 画面はQLEDパネルモデルがあり、発色やコントラストが向上している

実際、AI BOX(4GBメモリ)と比べても、メモリ容量の差はSpotifyのような重いアプリで顕著に出ていたので、本格的に「車載タブレット」として使いたい人にはS8のほうが向いていると思います。

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A5LとS8のざっくり比較

項目 A5L S8
画面サイズ 10.1インチ IPS HD 10.1インチ QLEDモデルあり
メモリ 2GB RAM 3GB以上の構成あり
位置づけ エントリーモデル ミドル〜ハイエンドモデル
向いている人 コスパ重視、動画メイン サクサク感重視、マルチタスクも使いたい人

自分のように「基本シングルタスクで動画や音楽を楽しみたい」「予算はできるだけ抑えたい」という場合はA5Lで十分ですが、
「ナビも含めてガッツリ使いたい」「重いアプリもストレスなく動いてほしい」という人にはS8をおすすめします。

こんな人にATOTO A5Lはおすすめ

実際に1ヶ月使ってみて、「A5Lが刺さるのはこういう人かな」というイメージはこんな感じです。

  • 7インチから大画面にステップアップしたい
  • YouTubeやNetflixなど、動画コンテンツの視聴がメイン
  • Spotifyなど一部アプリのモッサリ感は妥協できる
  • マルチタスクではなく、基本は1アプリをフルスクリーンで使う
  • なるべく予算を抑えつつ、CarPlay / Android Auto対応のAndroidナビが欲しい

逆に、以下に当てはまる場合は、最初からS8クラスを検討したほうが後悔が少ないと思います。

  • ナビも含めて、複数アプリを切り替えながら使いたい
  • 音楽アプリも含めて、とにかく操作レスポンスを重視したい
  • 本体にSIMを挿して、テザリングに頼らず運用したい
 
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